2023年04月09日
Posted by ごま at
2023年04月09日19:42 Comment(0)
読んだ本まとめて
昼からひたすら寝てました。
疲れてる時にちゃんと眠れるとほっとする。
読書感想文まとめて

地図と拳 小川哲
大作過ぎて感想がまとまらず。
登場人物も多くて、読むのにちょっと苦労した。
春樹さんの「ねじまき鳥クロニクル」とか、映画「ラスト・エンペラー」と重なる部分があって興味深かった。
建築を見ればその時の歴史(文化というより政治的なもの)がわかるというのが、なるほどだった。
ちなみに筆者は、村上RADIOのプレのパーソナリティをされていたので、間違いなく春樹ファン。

A to Z 山田詠美
Prime Videoのドラマを先に見て、
変なドラマだ、と思ったけど、原作を読んだら、ドラマの空気感と似ていた。
痛みもあるけど、さらっと軽い。
ドラマの深キョンは、編集者じゃなくて、丸の内OLに見えた。

僕が愛したすべての君へ
君を愛したひとりの僕へ 乙野四方字
『エゴイスト』を観たあとに、宮沢氷魚のインタビューを読んだら、このアニメの声優をしていたと知り、観たくなったけど終わってたので原作を。
流行のマルチバースが題材。
どちらを先に読むかで印象が変わるそうで(冷静と情熱のあいだみたいね)、私はブルーの『僕が…』方から。確かに先に読んだ方の登場人物に思い入れが強くなるかも。題材がSFで物理や化学のエピソードも盛り込まれていて、とても面白くて、一気読み。二冊読み終えて、最初に読んだ方のラストに戻ると、うわっと涙が。
お互いの人生には関与できなくとも、幸せであることを知り嬉しく思う気持ちが切なくも美しかった。
「どうか君と、君の愛する人が、
世界のどこかで幸せでありますように。」

僕が君の名前を呼ぶから 乙野四方字
よかったのでスピンオフも。
前二作と重なる部分が少なく、純粋なラブストーリーとして読んで、最後に、あぁ!となる。
幸せな気持ちになる、素敵なスピンオフ。

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ 辻村深月
この作品が、のちに
『傲慢と善良』として集大成したのかな?
これでもかというくらい、娘をコントロールしたい母親が出てくるのは、やはり辻村さんの実体験によるもの?
母娘、女友達、同僚…、女同士の嫉妬や羨望や束縛、文章になるとなかなかきついけど、ミステリー要素があるので気になってどんどん読めてしまう。
現実でも、例えば合コンの時の序列というか役どころみたいなのってあったよなあ。そういう暗黙の序列について、それぞれが心の裡でどう思っていたか。辻村さんの作品がぐさぐさ刺さるのは、心の中を見透かされているような気持ちになるからかもしれない。

昨日の仕事帰り。
一週間のストレスを本屋で発散。
疲れてる時にちゃんと眠れるとほっとする。
読書感想文まとめて
地図と拳 小川哲
大作過ぎて感想がまとまらず。
登場人物も多くて、読むのにちょっと苦労した。
春樹さんの「ねじまき鳥クロニクル」とか、映画「ラスト・エンペラー」と重なる部分があって興味深かった。
建築を見ればその時の歴史(文化というより政治的なもの)がわかるというのが、なるほどだった。
ちなみに筆者は、村上RADIOのプレのパーソナリティをされていたので、間違いなく春樹ファン。
A to Z 山田詠美
Prime Videoのドラマを先に見て、
変なドラマだ、と思ったけど、原作を読んだら、ドラマの空気感と似ていた。
痛みもあるけど、さらっと軽い。
ドラマの深キョンは、編集者じゃなくて、丸の内OLに見えた。
僕が愛したすべての君へ
君を愛したひとりの僕へ 乙野四方字
『エゴイスト』を観たあとに、宮沢氷魚のインタビューを読んだら、このアニメの声優をしていたと知り、観たくなったけど終わってたので原作を。
流行のマルチバースが題材。
どちらを先に読むかで印象が変わるそうで(冷静と情熱のあいだみたいね)、私はブルーの『僕が…』方から。確かに先に読んだ方の登場人物に思い入れが強くなるかも。題材がSFで物理や化学のエピソードも盛り込まれていて、とても面白くて、一気読み。二冊読み終えて、最初に読んだ方のラストに戻ると、うわっと涙が。
お互いの人生には関与できなくとも、幸せであることを知り嬉しく思う気持ちが切なくも美しかった。
「どうか君と、君の愛する人が、
世界のどこかで幸せでありますように。」
僕が君の名前を呼ぶから 乙野四方字
よかったのでスピンオフも。
前二作と重なる部分が少なく、純粋なラブストーリーとして読んで、最後に、あぁ!となる。
幸せな気持ちになる、素敵なスピンオフ。
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ 辻村深月
この作品が、のちに
『傲慢と善良』として集大成したのかな?
これでもかというくらい、娘をコントロールしたい母親が出てくるのは、やはり辻村さんの実体験によるもの?
母娘、女友達、同僚…、女同士の嫉妬や羨望や束縛、文章になるとなかなかきついけど、ミステリー要素があるので気になってどんどん読めてしまう。
現実でも、例えば合コンの時の序列というか役どころみたいなのってあったよなあ。そういう暗黙の序列について、それぞれが心の裡でどう思っていたか。辻村さんの作品がぐさぐさ刺さるのは、心の中を見透かされているような気持ちになるからかもしれない。

昨日の仕事帰り。
一週間のストレスを本屋で発散。