2015年08月01日

『ルーティーン』

暑いですねー。
エアコンの効いた部屋で読書、
これが一番体力も財力も使わなくていいです。
ま、そういうわけにはいかないんだけど。

『ルーティーン』

ルーティーン     篠田節子


読みごたえのある話が10編、
ぎゅーっと詰まったSF短編集。

宗教あり、オカルトあり、風刺あり、
バラエティに富んでいます。
篠田さんはなんでも描けるんだな。

特に引き込まれたのは、
ずっと老婆のままで生き続けている母子を描いた「恨み祓い師」、
幻の魚を味わってみたい欲望で狂走する食通と、
それを捕まえることにとり憑かれた漁師を描く「沼うつぼ」
どちらも怖い。
怖いけど心理描写がうまい。うまいから怖い。

面白い~。
しばらく篠田さんばかりになりそうです。



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