2013年09月02日

母の同窓会

週末、母が中学の同窓会に行きました。


二年前に大きな手術をして、
その後も定期的に検診に通ってるんだけど、
先週の検査で100%シロではない結果が出て、
(でもたぶん大丈夫な感じ)
本人はめちゃめちゃ落ち込んでおりました。


「歳とってからの同窓会なんて病気の話ばっかりだったんちゃん?」
と聞いたら、
「ううん、昔話ばっかりでほんまに楽しかった」
と言うので、よかったなと思いました。


母の父、つまり私のおじいさんは、
昔駄菓子屋をやっていたそうで、
買いにきた子供たちに、時々せんべいをサービスしてたそうです。
同級生たちに「あのせんべい嬉しかった、おいしかった」
と言ってもらって嬉しかったんだそうです。


おじいさんは、いいように言うと自由人、趣味人で、
カメラや機械が大好きで、家には沢山の部品と暗室があって、
ふらっと撮影旅行に行っては、町の祭りで写真展を開くような人でした。
で、仕事してない風に見える人でした。
駄菓子屋の他に帽子屋もたぶんしてたんだけど、
思いつきで商売してたのかなって感じ。
一方おばあさんは町でも有名な働き者で、
子供5人を(経済的に)育てたのは、私は絶対おばあさんだと思ってます。
おじいさんとの最も印象に残っている思い出は、
私が幼稚園児の頃、
それもきっと写真の焼き付けかなにかに使う金属の板に当たって火傷をしたこと。
孫の火傷を心配するでもなく、
大事な板に当たるな!と逆に怒られたのでした。
「私より写真の道具の方が大事」と幼心に思ったものでした。
だから溺愛されたとか、懐いていたとか、全然なくて、
自由に生きてるおじいさん、ていう存在でした。


閑話休題。


言いたかったのは、そんなおじいさんにも、
町の愛すべき駄菓子屋のおっさん的な一面があったんだな、


ということではなく、


なんだろ、


心を晴らすのは、必ずしも家族だけじゃなくて、
同じ思い出を共有できる友達だったり、
会社の同僚だったり、
いろいろだよね、ってこと。


病気の話せんかったん?と聞いたら、
「みんな自分かご主人か、どっちかはどっか悪いみたいやわ」
とカラッと言っていました。







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この記事へのコメント
こんばんは。

モノクロの写真を見ているような郷愁感じるお話、ありがとう。

ごまさん、そうなのよねぇ
>心を晴らすのは、必ずしも家族だけじゃなくて・・・
分かるわ!
同じ思いを共有する仲間、幼なじみって良いものです。

そしてね、(多分、もう分かってると思うけど。。。^^;)
今の思いを共有する仲間も良いものですよ。
人生の癒しです。^^
Posted by はなはな at 2013年09月02日 22:22
こんばんは。

モノクロの写真を見ているような郷愁を感じるお話を、ありがとう。

ごまさん、分かるわ。
>心を晴らすのは、必ずしも家族だけじゃなくて、・・・
そうなのよ~
たとえば、幼なじみって、ほんと会った途端に昔に戻れる懐かしさが良いです。
そしてね、同じ思いを共有できる仲間は、
(多分、分かってると思うけど・・・^^)
人生の癒しです~^^♫
Posted by はなはな at 2013年09月02日 22:28
>はなさん

今現在の最もシリアスな悩み事って、
案外その事とは関係ない人と話すことで解消できることってありますね。
でも親身に聞いてくれたり、一緒に心を痛めてくれる身近な人の存在も心の支えですね。

モノクロ、うーん、セピア?!
その祖父の暗室も恐らく手作りで家の裏のジメジメした所に増設した感じで、
もちろん子供立ち入り禁止なんですけど、
コソッと入ったら電球の色かな、それともフィルムの色?
黄色い光で照らされた狭ーい部屋でした。
だから私には黄色くセピアがかった記憶です^^


コメント、きっと繋がりにくくて二回書いてくださったんだなと思いながら、
どちらの言い回しも伝わってくるものがあったので、両方残させてもらいますね^^
ありがとうございます。
Posted by ごまごま at 2013年09月02日 22:46
ごまさん、ありがとう。
Posted by はな at 2013年09月02日 23:03
 
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